梅干博覧会トップインタビュー

梅干会社のオーナーに「梅干産業」について語っていただきました。

那須芳子夫人

※写真は那須芳子夫人

■「紀州童」の起こりを教えて下さい。
今から19年前に、私たち二人で自宅の車庫で梅を漬けたのが始まりです。
それを周囲に配っていたんですよ。
この商売を始めてから、彼女の人生が変わりましたね。
電話注文されるお客様の中にたくさんのファンがいて下さるんですよ。

■芳子夫人のファンというのは。
私が電話に出られないときがあって、久しぶりにお話させてもらいましたら、「あーこの声この声!」「奥さんどこへ行ってたの?」と。(笑)
嬉しいですね。

■お客様との距離がとても近いと感じるのですが。
有難いことにお客様に信頼して頂いております。
ご贈答だけでなく、お見舞いなどに添える手紙を代筆させて頂く事もあるんですよ。
「童さんに任せておけば大丈夫だから。」
と仰って下さるんです。

■こだわりと経営方針を教えて下さい。
作る人の心が梅に映ると思っています。
そういう気持ちが「笑顔の梅干」になるのだと信じています。
丹念に丁寧に楽しくというのが私たちのテーマです。
あと私が一番気になるのが、良い梅が少なくなってきていることなんです。
取扱い方によっては崩れてしまうような繊細な梅を求めています。

■会社名の由来を教えて下さい。
会社名を決めるときに、丁度息子が生まれたんですよ。
それでどうしても「童(わらべ)」と付けたかったんです。

ある日お客様から「紀州童の梅干は日本一です。」と仰って頂いたことがありまして、そのときその息子が私に「梅干は外国にはないから、僕たちの梅干は世界一だね!」と言ったんです。嬉しかったですよ。

■おすすめはなんですか。
わらべ風味」ですね。
魚を調理するときに梅干を入れるでしょう。私はそれが大好きなんです。(笑)
そんな食べやすさがあり、尚且つ梅干本来の持ち味を崩さないよう仕上げています。

■最後に一言お願いします。
現状維持と継続のための努力を怠らないことが大事だと思っています。
ご注文だけでなく、色んな話をさせて頂きながら、お客様との精神的繋がりをいつまでも大事にしていきたいんです。

【取材後記】
お客様に対する、本当の意味での心遣いというものをひしひしと感じました。
お二人のこのあたたかさが「紀州童」を支えるひとつの要素なのではないかと思いました。

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