梅干博覧会トップインタビュー

梅干会社のオーナーに「梅干産業」について語っていただきました。

丸山幸雄氏

■創業は?
昭和30年頃、親父(丸山清治)が丸山清治商店の屋号で家の軒下からはじめたらしいです。当時は大阪の漬け物問屋の梅の買い付けをしていたと聞いています。

■親子2代でここまで大きくされたわけですが・・・
大きくなったという感じはしないですよ。うちは、まだまだ、小さい会社ですよ。小さくても何か光るものがある会社にしたいと思っています。いろんなメーカーや消費者がいるなか、マルヤマ食品がどんな位置づけにされているかです。

■マルヤマ社長が考える『光る』ものとは?
商品について正直であることです。具体的に言うと、製品の安全面、衛生面についてはもちろん、表示などのことです。自分の口にもどんどん運べるような安心した製品でないと。

■商品について案内してください。
昔ながらの梅干しで、塩分が低く、それでいておいしい梅干しづくりにこだわっています。
なかなかできないですけどね。当社の商品では、塩分13%の「かんばい」。
塩分10%、しそのエキスで漬け込んだ「さやか」は、調味料をできるだけ抑えたこだわりの逸品です。

■こだわっている分、人気もありますか?
売れている商品とこだわっている商品とは、違いますね。
塩分8%のはちみつ梅「みつ」、塩分5%の「ゆめ」ですね。
この2点に「さやか」が続いてほしいなあ。

■新商品の開発は?
今年の申年の梅にしようと思いまして、『還元力のある梅作り』にチャレンジしました。難しいですねぇ。途中でやめることなく、できるかできないか分かりませんけど、続けていきます。

■これからのマルヤマ食品は?
小さくても、和歌山にマルヤマ食品、『梅見月』は、やっぱり違うなあ。何か光るものがあるなあ。』とか、『個性があるなあ。』と言ってもらえるような会社にしていきたいです。10人が10人全員に分かってもらいたいとは思ってないです。いいものが分かるお客さんに分かって頂ければと思っています。
ただ、世の中、安いものがいいというような風潮に流れてますから、価値を分かってもらえるまで会社がもつかどうか。(大笑)
会社の姿勢は、経営者を見れば分かります。梅干し作りではなくて、人間を作らないと。自分(社長)が魅力ある人間でないと、会社も商品も魅力のあるものにはならないと思います。商品だけを作るのが目標ではないです。人間性を作ることが私の、最終の目標です。
この業界は、成功談を隠す傾向にあります。だから、同規模の4,5社が集まって、『うちは、こんな風にして成功した。』、『何か、いい方法ないかなあ?』などと、情報交換できるような共同体を作れたらいいなあと思います。今のところ、5社程に声を掛けています。
実現したときに問題となることは、本音でつきあえるか、どれだけ腹を割れるかですね。

■企業共同体ですね。
そうです。いつかは、そんな形にしていかないと生き残れないでしょうね。実現させる方向に進めているんですが・・・。飲んだときに話すと意気投合するんですがね。お互いの強みを生かし、弱いところはフォローできるような共同体が理想です。
大企業には、どうしても勝てない部分がありますから、小さな企業は、きっちりとスクラムを組んでやっていかないと。私は、こう言ってますが、成功するかどうか分かりませんし、正しい方法かどうかも分かりません・・・。

■趣味は
ここ2.3年前からゴルフを楽しんでいます。人生の縮図のような感じがしましてねー。ゴルフは全部、自分ですから。上手でも下手でも、他人に怒るわけにいかないでしょ。バンカーへ入ったりすると、試されているよな気になります。人生でいうと窮地のような感じでしょうかね。はじめた頃は、それ程、好きではなかったんですが、最近、好きですね。休みごとにゴルフの予定を入れています。

■最近、心がけていることは
朝、従業員に気持ちよく笑顔でおはようと言えるようになりたいです。
商売が好調だったら、元気よくできるんでしょうけど・・・。窮地に追いやられたときに、本当の人間性が出るって言うでしょう。私なんか、人間ができてないので、ついつい笑顔をわすれてしまうんですよ。
ありがたいと思う感謝の気持ちと謙虚さを持ち続けたいです。高倉健さんや渡哲也さんは、誰に対しても礼儀正しく、謙虚だそうです。偉いなあと思います。たまに、会社の留守番をすることがあります。てんやわんやするんですよ。一人にされると。従業員に助けてもらっています。本当にありがたいと思いますから、「ありがとう。」と言います。

■座右の銘は
特にないです。が、「青春時代」をよく歌います。なぜか、歌うんですよ。この歌ばっかりです。青年部の頃からのメンバーと会ったら必ず歌います。
でも、私が一番好きなのは、杉良太郎の「明日のうた」です。

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