梅干を知る!−ウメコラム−
梅干のライバルたち

梅干は漬け物の一種、そのライバルとは??

塩で漬け込み天日に干しているので、漬物というイメージが極めて薄いようですが、梅干は紛れもなく漬物。つまり・・・梅干のライバルは、他の漬物たち!!

梅干のライバルはなれ鮨?

●お寿司は漬け物!?
寿司はもともと漬け物の仲間だったそうです。
中国の内陸部で魚を保存するために、ご飯とともに漬け込み発酵させた保存食がルーツだそうです。
和歌山県にもこのルーツを忠実に受け継いだ寿司があります。新宮地方の「鯖のなれ鮨」です。この鯖のなれ鮨、新宮地方の名物、珍味で、ちょっと気の利いた老舗料理屋へ行くと、先代の頃から寝かせている「なれ鮨」なんてものを食することができます。
先代の頃から?そう、20年、30年ものの「なれ鮨」です。たいてい、杯のような器に入って出てきます。
だって、寿司の原形なんて留めてないですから・・・。見た目は、甘酒のような感じ。
味は?まず試してみて下さい。好きな人はこの強烈な香りがたまらない。
嫌いな人は、この強烈な鼻を突く香りが嫌い。そんな個性の強い食べ物です。

●他の地方にもあります
何でも、「鯖のなれ鮨」は、滋賀県大津の鮒鮨、吉野の釣瓶鮨と並んで日本三大腐れ鮨と呼ばれているらしい。和歌山のラーメン屋では、たいてい、ラーメンが出てくるまでに摘めるようにテーブルにおかれています。
こちらは、普通のお寿司の味で、「早なれ鮨」と呼ばれています。入門者は、こちらからどうぞ。
「なれ鮨」は、昔の人の知恵から生まれた健康食。こうした食文化は大切にしたいものです。

梅干のライバルはべったら漬?

●和歌山で人気の漬物
べったら漬は、日本各地で作られている少し甘めの大根のお漬物です。特に、東京では「べったら市」といった祭りがあり有名なお漬物です。和歌山では、「紀州べったら漬」として親しまれています。
べったら漬は、大根の皮を剥き、薄い塩で下漬してから、米こうじと砂糖で漬け込んだ、柔らかくて歯ごたえの良い上品な甘さのお漬物です。

●梅干より人気??
紀州べったら漬は、紀州大根を手剥きにして本来のべったら漬を紀州独自の加工方法で作り上げた大根のお漬物です。
昭和20年代頃から紀北地方(和歌山県北部)を中心に製造がはじまり、独特の甘味と歯ごたえが、幅広い年齢層に受け、たちまち人気の漬物となりました。紀北地方の食卓には、梅干より断然、普通に紀州べったら漬が並んでいるようですよ。

●紀北地方は古くから大根の産地
紀北地方は、水はけのよい肥沃な土壌に恵まれ、古くから紀州大根の産地として知られています。柔らかな肉質とみずみずしい歯ごたえが売りで、徳川御三家、紀州公の時代から栽培されていた、歴史ある大根です。

梅干のライバルはキムチ?

●キムチの秘められたパワー
キムチも確かに、いろんな種類があり、なんともいえない存在感があります。しかも、キムチは、おいしいだけでなく、秘められたパワーがあるのは知っていましたか?

●キムチは乳酸菌?
キムチは、乳酸菌のかたまりで、野菜と海の幸を合わせて作るから、植物性乳酸菌と動物性乳酸菌がみごとにマッチしているそうです。しかも、口から体内に 入っても10何パーセントは生きていて、最後に大腸を通っても3パーセントは生きて出てくる、ヨーグルトやチーズより生命力の強い乳酸菌のようです。
この乳酸菌こそが、キムチの魅力みたいですね。

実際、ご自宅の食卓を見てください。梅干よりも、大根やきゅうり、キムチ漬けの方が食卓に登場する回数が多いのでは?
確かに・・・・・。

●夏バテや食欲不振・疲労回復・美容にも梅干!
しかし、梅干にもたくさんの魅力があります。梅干に多く含まれているクエン酸は体内の炭水化物や脂肪などを効率よくエネルギーに変える働きをする役目を果 たしています。また、体の機能を活発にする働きがあり、また唾液や胃液の分泌を促して食欲増進させる働きもあります。梅は疲労回復や美容食としても効力を 発揮してくれるのです。

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